パラリーガルとの分業
ブライトが取り組む事業部制と分業~現在の取り組みと見えてきた成果と課題~
専門性獲得のための研鑽と事件処理
クライアントニーズに応え、高いパフォーマンス発揮のためには、弁護士はその分野について常に専門性獲得のための研鑽と事件処理を行い続ける必要があります。そのためにはいくつもの法分野を手掛けることは実質的に不可能であり、法分野を限定していく必要性は極めて高いものと考えています。
事業部制の導入
そのため、ブライトでは昨年1月から事業部制を導入し、専門分野ごとに限定して対応するようにしました。これにより、弁護士は所属事業部の専門分野に限定して研鑽・対応をすれば良くなり、最新実務を無理なくフォローすることができますし、事件処理の能力も大幅に向上したものと考えています。新人弁護士であったとしても、短期間に専門知識と事件処理方法を身につけられ、早期に自立して事件処理をすることができるようになりました。
経営スピードの改善
事業部制により、弁護士以外のスタッフを配置することが容易になりました。専門知識を有するスタッフも短期間に育成でき、マニュアルや最適なITシステムの導入も迅速に行うことができました。また、マーケティング戦略も事業部単位で協議・検証することができるようになり、経営スピードが格段に早まったように思います。
高いパフォーマンスを発揮する組織を目指して
今後は、この事業部制の取組みをさらに進め、例えば、労災事故部であれば労災申請手続を弁護士の指示・監督のもとにスタッフである程度できるような仕組み、事故被害者に寄り添うための相談スタッフの配置など、クライアントのための更なる合理的で、高いパフォーマンスを発揮する組織を作っていきたいと考えています。